東京オフィス 03-5534-8881

関西オフィス 078-200-5217

東京オフィス 03-5534-8881

北海道・東北・関東・新潟・静岡・沖縄

関西オフィス 078-200-5217

東海・北陸・関西・中国・四国・九州

衝撃弾性波 コンクリート厚さ計 CTG-2 Olson社

インパクターとセンサーが一体化し、操作性と作業効率が格段に向上!
コンクリート厚さから内部空洞探査までCTG-2で測定可能!

簡単な操作で、瞬時にコンクリート厚、ジャンカ・空洞・クラック探査まで行うことができます。

簡単操作 最大測定厚1.8m ASTM C1383-4 準拠

電磁波レーダでは測定することができない深い壁厚(測定深度:8cm~1.8m)が測定できます。
操作性も従来の衝撃弾性波機器に比べ大幅に簡単になりました。

CTG-2の製品情報(使用上の注意)をダウンロード

水や鉄筋の影響を受けない箇所(最大45cmまで)でしたら、コンクリート厚測定は電磁波レーダ「ストラクチャスキャン SIR-EZシリーズ」でも可能な場合がございます。是非ご検討ください。またお気軽にお問合せください。

特長

測定深度:8cm~1.8m
厚さが60cmを超える場合は、内蔵のインパクターでは出力が足りません。ハンマーで打音する必要があります。使用するハンマーは、コンクリート厚がさが60cm~90cmの場合は0.5kg、90cmを超えるような厚い構造物の場合は1.5kgを用いてください。
インパクターとセンサーが一体化したコンパクト設計
測定から報告書作成まで一人で完結、ハイコストパフォーマンス
コンクリート厚さから内部空洞探査まで
ジャンカ・空洞・クラック探査も可能です。
操作習得時間はわずか10分
測定精度は2%(キャリブレーション実施時)と高精度
測定誤差:測定誤差は部材中の音速によって生じます。初期設定値は12,000ft/sec(3,675m/sec)となっており、この状態での測定誤差は約10%です。既知の構造厚を使って音速校正を行うことにより、約2%まで精度を向上させることができます。
ASTM C1383-4に準拠
測定点数:初期設定時にグリッドを設定することにより、連続測定が可能になります。
テキストファイル(コンマ区切り)に水平位置(X)・垂直位置(Y)・周波数・厚さ(Z)の数値を出力可能です。
グリッド設定:1時間で約100点の測定が可能!
衝撃弾性波 コンクリート厚さ計 CTG-2

測定手順

1.準備/グリッド(測定点図)の設定
縦横の測定点数から、タブレット上にグリッドを設定します。
2.測定
CTG-2を測定面に押し当て、グリップのインジケーターが緑になったら、トリガーボタンを押してインパクターから衝撃弾性波を発振します。CTG-2内のセンサーで受波した信号は、タブレットに送られます。
3.解析
タブレットに送られたデータは、周波数解析され、D=βV/2fの式からコンクリート厚さDを求めます。
(β=形状定数(0.8(柱)〜0.96(床壁))、V=音速(初期設定音速:3,657m/秒)、f=ピーク周波数)
衝撃弾性波 コンクリート厚さ計 CTG-2

測定原理、使用上の注意点 2015年10月7日

衝撃弾性波法の測定原理

衝撃弾性波法は、弾性波がコンクリート部材の厚さ方向に多重反射することによって生成される定在波の基本周波数(第一共振周波数)を元に(1)式にしたがって部材の厚さDを推定する方法です。

D=βVp/2f…(1)
(Vp:音速、f:測定周波数、β:ベータファクター)

衝撃弾性波 コンクリート厚さ計 CTG-2

ジャンカ・空洞・クラックの探査

ジャンカでは、その状態によって健全部よりも深く測定される場合(ジャンカ内を突き抜けて壁で反射する場合)と浅く測定される場合(ジャンカで反射する場合)があります。水平に広がる空洞・クラックでは、その表面で反射するために、健全部より浅く測定されます。

衝撃弾性波 コンクリート厚さ計 CTG-2

測定の際の配慮事項

平な部材表面
CTG-2のセンサーおよびインパクターを適切に作動させるためには、平らな部材表面でご利用ください。
ハンマーを使った測定
測定方法は、ハンドルのライトがグリーンに点灯後、ハンドル裏のトリガーボタンの替わりに、本体に近い場所を上記ハンマーで打音してください。
角柱、円柱上の厚さの測定
D=βVp/2fのベータファクターは、部材の形状による幾何学的因子で、壁や床では0.96、角柱や円柱状のものではその断面形状に起因する複数の共鳴を持つため0.8となります。よって柱状のものでは、実際音速が小さくなりますので、初期設定値12,000fpsのままで測定した場合、実際よりもの深く表現されます。
高強度コンクリートの場合
音速校正をせずに36N/mm2以上の高強度コンクリートで測定をする場合は、音速を13,000fpsに設定してください。
側壁からの影響
部材の大きさ(縦、横)が部材厚さの約6倍より小さい場合は、側壁からの反射の影響を受けるため、第一共振周波数の判別が困難な場合があります。
予想躯体厚(Expected Concrete Thickness)
初期設定では、設定画面の最下段にある「予想躯体厚」が6inch(15cm)となっています。それ以上の厚さを測定する場合は、必ずこの値を変更してください。初期設定の状態では4-8inch(10-20cm)の測定が可能です。

仕様

製品名 衝撃弾性波 コンクリート厚さ計
型式 CTG-2(シーティージーツー)
測定方式 衝撃弾性波法
探査対象物 コンクリートの厚み
測定厚さ範囲 8cm〜1.8m
測定精度 2%(キャリブレーション実施時)、10%(キャリブレーション未実施時)
周波数分解能 10Hz
本体重量 約2.27Kg
寸法 約134(W)×135(H)×76(D)mm
ケーブル長さ 180cm

製品構成

標準製品構成

CTG-2本体、ソフトウェア、接続ケーブル、取扱説明書

※タブレットPC付きのお見積りも可能です。お問合せください。